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日本小児麻酔学会
第30回大会

会長挨拶

会長 川人 伸次の写真

日本小児麻酔学会第30回大会
会長 川人 伸次
(徳島大学大学院医歯薬学研究部)

 日本小児麻酔学会第30回大会の会長を拝命いたしました徳島大学歯科麻酔科学分野の川人伸次と申します。伝統と名誉ある本学会でこのような機会を与えていただき、たいへん光栄に存じますと同時に、身の引き締まる思いです。2025年10月4日(土)・5日(日)に徳島駅直結のJRホテルクレメント徳島で開催させていただきます。2006年9月に大下修造会長のもと、第12回大会が同会場で開催されました。当時私は事務局長を務めさせていただきましたが、昨日のことのように思えます。18年の時を経て、再びこの徳島で記念すべき第30回大会を開催できることを非常に嬉しく思います。

 学会テーマは、「小児麻酔の裾野を広げる」としました。小児麻酔は無限の可能性を秘めています。手術麻酔を中心に、小児の疼痛・緩和医療、救急・集中治療、心身症・発達障害等、小児関連領域の様々な内容を含め、若い先生方に小児麻酔のおもしろさと懐の深さを実感していただけたらと思います。ベテランの先生方はもちろんですが、特に次世代を担う若い先生方にとって実りの多い学会にしたいと考えています。

 ポスター写真は緩徐導入の様子で、眠りに落ちる寸前に薄れてゆく意識の中でこどもたちが見ている光景です。こどもたちの明るい未来のために私たちに何ができるか、こども目線で小児麻酔の可能性を考えていきたいと思います。オンライン参加やオンデマンド配信も継承し参加される先生方の便宜を図りつつ、現地参加の醍醐味と地方開催の魅力を再認識していただけますよう、さまざまな楽しい企画をご用意させていただきたいと存じます。

 2025年秋は徳島でお楽しみください。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。